2025年10月10日(金)、日本金融通信社(ニッキン)が主催する「金融国際情報技術展(FIT2025)」に、千葉興業銀行様とともにセミナー出展しました。
セミナー当日は、金融機関関係者を中心に60名超が来場。「金融の枠を超える新たな地域コミュニティとDXの融合」をテーマに、弊社が提供する金融機関のための企業DX支援プラットフォーム「DXSTAR (ディーエックススター) for Bank」を活用した地域企業支援のあり方についてお話ししました。

開催概要
日時:2025年10月10日(金)
場所: 東京国際フォーラム(東京都千代田区)
参加人数:62名

アンケート結果
セミナー後のアンケートでは、回答者の約90%の方に「すごくよかった」「よかった」と回答いただきました。

セミナーにご参加いただいた金融機関からの感想
■ 自分の担当業務とは離れた内容でしたが、新たな取り組みをされていることに興味が持てました。DX支援が自分の想像以上に進んでいることに驚きました。
■ 地域金融機関として今後の在り方を考えるいい機会となりました。
セミナー内容
千葉興業銀行様は今月、「DXSTAR for Bank」を基盤にした県内企業のためのコミュニティプラットフォーム「ちばCoラボ」をオープンしました。
ちばCoラボ:https://chibacollab.dxstar.jp/articles
今回のセミナーでは、異なる立場でありつつも地域企業支援という同じミッションをもつ両者が、オンラインプラットフォームを活用したコミュニティが企業支援にもたらす変化と可能性についてディスカッションを行いました。
セミナーには「DXSTAR for Bank」を導入した千葉興業銀行 執行役員 デジタルイノベーション部 部長 堀内 俊和様と調査役 石川 駿也様のほか、弊社CSO地域企業支援事業部 事業部長 平塚 信行、ビジネスプロデューサー 徳嶺 あかりが登壇。弊社 シニアマネージャー 加藤 総の進行のもと、熱い議論が交わされました。

(※奥着席者左から NTT DXパートナー 徳嶺、平塚、加藤)

(※座席順左から 千葉興業銀行 石川様、堀内様)
✧ Topic1:「ちばCoラボ」とは?
千葉興業銀行 堀内:中小企業のお客さまの経営に関する課題解決と持続的な成長を目的に、お客さま同士をつなげるコミュニティです。DX支援も組み入れながらデジタルも活用したプラットフォームになっています。

千葉興業銀行 石川:ちなみに、「ちばCoラボ」という名前にはコミュニティ、コネクト、コクリエーションの頭文字のCoをとり、企業同士のコラボレーションを生み、新たな価値創造をしていくという想いを込めています。企業変革、DXなど経営に関する課題を銀行がハブとなり、情報提供しながらお客さま同士での発信、共有、繋がりを作っていただく場です。
✧ Topic2:今後の金融機関のあるべき姿とは?
千葉興業銀行 堀内:行員の減少が進む反面、コンサルティングなど銀行に求められる役割は増えてきています。
役割を果たしていく中でのポイントは、資料左側に記載があります従前からの銀行員1に対してお客さま1という考えに加え、銀行側1に対してお客さまへの関係は複数対応もできるのではないか、という考えです。いわゆる、1対Nの関係です。

このNを、お客さまのニーズベースでまとめ、対応していこうという考えです。企業経営をしていく中で、経営者の方々は我々銀行員が想定していない目線や課題もたくさんお持ちです。その課題やニーズを、お客さま同士でデジタルでもつなげた仕組みが必要だと考えています。

✧ Topic3:なぜ、コミュニティなのか
NTT DXパートナー 平塚:コミュニティの効果として企業同士が支え合う1対Nの支援関係を構築する効果も期待されますが、一方で、金融機関の営業戦略の面からも効果があると考えています。

こちらのスライドにあるように、本業支援に関する企業とのエンゲージメントづくりにおいて、入口である情報提供やイベント開催から実際の伴走支援にたどり着くまでに大きな谷が存在していると感じています。

企業の目線では、課題の解像度を上げたいが相談相手がいない。営業の目線では、忙しくて全ての顧客に対応できない。支援するコンサル側では、課題の解像度が荒く、出戻りや空振りが多い、といった問題です。
そこで、こちらの絵にあるとおり、支援の谷に対してコミュニティとコミュニティマネージャーを新たな顧客接点として組み込むことで、企業の目線では、課題の相談相手となるコミュニティマネージャーの存在や、営業目線では、自分達では手が届かない顧客の継続フォローをします。

NTT DXパートナー 徳嶺:こちらがオンラインコミュニティでのやり取りイメージになります。企業のみなさんは、オンラインコミュニティ上で相談や情報交換ができまして、有償コンサルやビジネスマッチングにつながりそうなご相談は、コミュニティマネージャーによる「よろず相談」を通じて、課題感やニーズレベルを整理し、コンサルチームにトスアップをしていきます。

とはいいつつも、いきなりオンライン上でやり取りをするのには心理的にもハードルがあります。まずは定期的にイベントを開催し、企業の皆さまと接点を作っていくことで、コミュニティマネージャーをよく相談相手として認知していただく。そこからオンラインコミュニティ上での相談や情報交換を通じ、継続的な支援へとつなげていく予定です。

千葉興業銀行 石川:銀行のビジネスとしては、コミュニティ活動の中でいろいろなデータ、ニーズ、課題の情報を収集することが重要になります。当行では、コミュニティのデータを「カルテ」と呼ぶ情報集約シートにまとめ、営業へトスアップシートを展開していくフローを予定しています。
そこから営業店へ、鮮度が高く有益な情報をトスアップし、有償コンサルやビジネスマッチングなどに繋げていくことが直接的なマネタイズポイントとなります。事業規模や、DXに関する予算などがない先については、連携パートナーである産業振興センターへトスアップする仕組みも構築しています。
✧ Topic4:NTT DXパートナーが伴奏した「ちばCoラボ」オープンまでの道のり
千葉興業銀行 堀内:約3年半前にこのコミュニティの構想をスタートさせた際、複数のコンサルタントやベンダーの方々と面談をしてきました。
大半の方々はシステム構築の話で終始していましたが、そこで背中を押してくれたのがNTT DXパートナーさんになります。NTT DXパートナーさんは、「企業と企業のコミュニティや課題目線、ニーズ目線」で会話をスタートしてきました。
まさに我々が構想していたのとちょうどマッチングして「これは一緒に進められるぞ」、と思いましたね。そこから、毎週2回から多いときは3回ミーティングを重ねて、我々が取り組みたいことを具現化してくれました。

(「ちばCoラボ」立ち上げフェーズでの千葉興業銀行様と弊社メンバーがワークショップを実施しました)
千葉興業銀行 石川:コミュニティリーダーとしての役割を担うので、どれだけ参加者の本音やお悩み、課題などを吸い取るか、コミュニティが活性化するか、いろいろやってみないとわからないところもあるので不安ですが、NTT DXパートナーさんからもコミュニティマネージャーを出していただき協力してもらっているので、ワンチームとして頑張っていきたいです。私もコミュニティマネージャーが企業に取材する場に同席しましたが、なんでも気軽にいろいろな話を引き出すことができていたので、これからの運営が楽しみです。

NTT DXパートナー 徳嶺:今回当社からは2名のメンバーが、コミュニティマネージャーとして「ちばCoラボ」の運営をお手伝いさせていただいております。銀行員だった経験をもつメンバーや、自治体でコミュニティづくりを行ってきた経験をもつメンバーが、オウンドメディアなどのコンテンツづくりを始め、イベントの企画・運営、企業とのお悩み相談ミーティングなどを行っていきます。

千葉興業銀行 堀内:いま地方金融機関はネット銀行の台頭やメガバンクによる中小企業への強化などの競争領域に入っています。だからこそ、我々地方金融機関にしかできないリアルとデジタルを活用した新しいモデルを構築し取り組んでいきたいと思っています。また、地方金融機関の強みは「横のつながり」でもあります。我々もスタートを切ったばかりです。ぜひ、皆さんの中でも今日のお話で興味があり何か一緒にできないかお考えがありましたら、NTT DXパートナーさんへご連絡いただき、意見交換などもできればと思います。
さいごに
今回の出展を通して伝えたかったのは、私たちが単なるプラットフォームの提供者ではないということです。
「DXSTAR for Bank」は、金融機関と地域企業の関係をデジタルで支える「仕組み」であると同時に、その先にある“人と人とのつながり”を紡ぐための土台でもあります。
「ちばCoラボ」のような取り組みでは、コミュニティマネージャーが金融機関のパートナーとして伴走し、現場の声や、これまで見えづらかった企業の課題を拾い上げる役割を担います。プラットフォームは完成して終わりではなく、そこに関わる人たちが交わり、気づきや支援の循環を生み出していくことで初めて“生きた仕組み”になります。
これからも私たちは、金融機関と地域企業の双方に寄り添いながら、DXとコミュニティの力で新しい金融の価値を共に育てていきます。

「DXSTAR for Bank」とは
「DXSTAR(ディーエックススター)for Bank」 は、金融機関が主体となって中小企業のDX推進を総合的にサポートすることを支援するプラットフォームサービスです
NTT DXパートナーが、全国300社以上の中小企業へ実践してきた DX支援のナレッジとソリューションを汎用化しご提供し、金融機関の企業DX支援をワンストップでサポートします。
DXSTAR for Bank:https://dxstar.nttdxpn.co.jp/
「ちばCoラボ」とは
「ちばCoラボ」は、千葉興業銀行が10月から提供開始しているコミュニティプラットフォームです。千葉県内企業の企業変革、DX推進等、持続的な成長の支援を実施します。さらに、定期的なリアルイベントの開催により、参加企業同士のネットワーク拡大や、より深い学び・実践の機会を提供いたします。
ちばCoラボ:https://chibacollab.dxstar.jp/articles
「DXSTAR for Bank」の詳細・お問い合わせについて
「DXSTAR for Bank」 について詳細は<こちら>をご覧ください。
お問い合わせは上記サイト内お問い合わせフォーム、またはlbs-sales@nttdxpn.co.jp までご連絡ください。








