石川県珠洲市の防災訓練で自動音声一斉配信システム「シン・オートコール」が始動しました

 2024年に発生した能登半島地震や奥能登豪雨など、度重なる災害からの復旧・復興作業が現在も続く石川県珠洲市において、2025年10月5日、市全域を対象とした防災訓練が行われました。

石川県珠洲市の防災訓練で自動音声一斉配信システム「シン・オートコール」が始動しました

 訓練は「能登半島北岸断層帯を震源とするマグニチュード8.1、珠洲市に震度7の地震が発生。気象庁が石川県に大津波警報を発表」という想定で行われ、約1260人が参加しました。訓練のうち、市内全域で実施する「津波・土砂災害避難訓練」において、石川県内で初めて「シン・オートコール」が活用されました。

シン・オートコール

「シン・オートコール」の管理画面をご覧になる珠洲市 泉谷満寿裕市長(中央)
NTT DXパートナー代表取締役 長谷部豊(右)
NTT DXパートナー技術顧問 「シン・オートコール」発明者 鈴木巧(左)

 訓練では10カ所の避難所が開設され、各区長(津波避難ビルの避難者数は担当する市職員)が自身の避難場所の避難者数を確認し、「シン・オートコール」から自身の携帯電話にかかってきた電話に音声で避難者数を報告。報告のあった避難者数を、生成AIを使ってスピーディに集計・可視化・共有する取り組みを行いました。

 訓練結果は会場内の大型モニタにてリアルタイムに共有され、電話での回答者・避難場所・避難者数を生成AIが分析し、関係職員に自動でメールレポートされます。シン・オートコールのシステム操作を担当された職員の方からは、初見でも分かる直感的な操作性と、応答していない各区長への再架電や折り返し対応も人手を介さず実現できる点について、ご評価いただきました。

 初めてシン・オートコールによる避難者報告を体験された各区長においても、電話という使い慣れた手段を用いたことで、限られた習熟期間でも約8割を超える方が正しくシステムを利用し、報告することができました。各区長からは、「使いやすかった」「有効である」とご評価いただく一方で、報告を呼びかけるタイミングや途中で電話を切ってしまった場合に報告とみなされない(録音が完了しない)ことへの改善や将来の有事の際以外への活用などのご意見もいただきました。

シン・オートコール

「シン・オートコール」訓練結果報告模様

 

 NTT DXパートナーは、今後も日本各地で地域の方と直接お話をしながら、真に必要とされるシステムとして「シン・オートコール」を進化・深化させていきます。特に、災害に脆弱な地域や高齢化が進む地域における活用により、安心・安全な社会の実現をめざします。

 

※シン・オートコールについて
https://business.ntt-east.co.jp/content/reiwa/service/#content3

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