Q1.
NTT DXパートナーに入社を決めた理由を教えてください
地域に還したい、これまでの学び
新卒から一貫して「教育×デジタル」の世界にいました。法人向けの人材育成コンサルタントとしてキャリアを始め、その後は教育業界で20年以上、通信教育サービスのプロダクト企画や業務改革(BPR)に携わってきました。直近はAIを前提とした業務設計を担い、編集業務の効率化で年間約2億円のコスト削減を実現。社内の公募制度では1,796件の応募のなかから最優秀賞もいただきました。
ただキャリアの後半に入り、山梨と鎌倉の二拠点生活を始めたころから「いつかは地域に深く関わる仕事をしたい」と思うようになりました。そんなときにご縁があって声をかけていただいたのが、NTT DXパートナーです。最初は社名も知りませんでした。前職でも責任あるお話をいただいていて、かなり迷いました。決め手になったのは、地域に関わりたい気持ちと、新しい世界に飛び込みたい気持ち。この二つが安定を上回り、2026年4月に入社しました。
初日から案件へ、自由な働き方
4月入社でしたが、いわゆる座学の研修期間はほとんどありませんでした。初日から案件に入り、走りながら覚えるスタイルです。不安もありましたが、詰まったらSlackで聞けば誰かが必ず拾ってくれる。それで十分に回りました。今は逆に、7月に着任した方のオンボーディングを担当しています。
動き方はかなり自由です。私は山梨と鎌倉の二拠点で、朝は子どもの送迎をしてから仕事を始めます。学校行事があれば午後休をとりますし、訪問先に合わせてコワーキングを使ったり、移動中に資料を仕上げたりもします。カレンダーに自分で「会議NG」の枠をつくって、考える時間を守るようにしています。
軸はBPR×AIエージェント
AI事業部の担当部長として、軸は「BPR×AIエージェント」の一本です。現場に伺うと、業務のほとんどが言語化されていません。まずそこを可視化し、AIを適用できる範囲を見極め、実際に構築して、最終的にはお客さまが自走できる状態をめざす。この流れを、全国規模の農業関連団体と自治体の双方で進めています。
大事にしているのは、経営層と現場担当者の両方と話すこと。社長や幹部の方とめざす姿を握るだけでは現場が動きませんし、現場の困りごとだけを聞いても投資の判断にはつながりません。行き来しながら、両方の納得を積み上げていきます。
もう一つが「地域の中小企業の社長さまと膝詰めで話し、社員の方がAIを使えるようになるまで伴走する」プログラムです。社内では社長定例や全社の事業戦略会議に入り、他事業部の動きとも連動させながら、会社全体で地域を支える形をつくっています。
この伴走プログラムは、地域の中小企業がAIを「自分たちで使いこなす」状態になるまで伴走する、NTT DXパートナーの取り組みです。ツールを納品して終わりではなく、社内にAIを使える人が育つことをゴールにしています。
・二つの入り口:複数社が集まって学び合う「オープン型」と、1社の業務に合わせて組み立てる「クローズド型」。まず学び合いで裾野を広げ、踏み込みたい企業には個別に伴走します。
・ワークショップ形式:初回はAIツールのインストールから。回を追うごとに自社の業務に当てはめ、最終的には自分でAIエージェントをつくるところまで体験いただきます。
・職種を問わない参加者:直近の回は、社長から歯科衛生士の方まで参加。「ITが得意な人だけのもの」にしないことを大切にしています。
・地域を巻き込む運営:地元大学と連携し、学生が運営側スタッフとして関わる仕組みづくりも進行中。山梨を起点に、他地域への展開を準備しています。
>>> schedule (1week)
// とある1週間の流れ朝は子どもの送迎から。午前は部長・課長陣と案件の打ち手を詰め、午後は半休をとって小学校の行事へ。夜は「会議NG」枠で翌日の提案骨子と翌週の段取りを整えます。
事業部の管理者会議と案件進捗確認の日。各地のAI寺子屋の座組みや数字を判断します。午後は幹部社員やメンバーとの打ち合わせ、夕方は自治体案件のスコープ整理をまとめて片づけます。
午前は全社の事業戦略会議で、他事業部の動きと連携先を確認。午後は大手団体さまの経営企画幹部との現地定例で、変革の優先順位を議論します。合間の移動中に資料を仕上げます。
朝9時に現地集合。自治体の担当課の皆さまへAI活用のレクチャーと質疑に応じ、現場の困りごとを拾います。午後は移動中に論点を整理し、夕方には山梨へ。車窓で頭を切り替えます。
地域の中小企業の社長さまと、AIをどこから入れるかを膝詰めで議論します。午後はワークショップで現場の担当者の手元を見ながら伴走し、夕方に同僚と振り返りをします。
Q4.
チームの雰囲気や、一緒に働く仲間の魅力を教えてください
距離が近く、遠慮のないチーム
距離が近くて、遠慮がないチームです。社長との定例でも「これはどう思う?」と率直に意見を交わしますし、部長・課長同士のやりとりも同じ調子。数字の話も課題の話もオープンに出てきます。私は入社4か月ですが、意見を出しづらいと感じたことは一度もありません。
印象的なのは、みんな「まずやってみる」の人だということ。新しい取り組みを相談すると、止める理由より進める方法から話が始まります。年齢も前職もばらばらで得意分野が違うので、自分にない引き出しをすぐ借りられる。今は迎える側にもなりましたが、着任した方に同じ空気が流れているのが素直に嬉しいところです。
Q5.
今後の目標やチャレンジしたいことを教えてください
AI寺子屋を、地域の仕組みに
「AI寺子屋」を、地域の中小企業がAIで自走できる仕組みとして広げていきたいです。研修で終わらせず、その企業のなかにAIを使いこなす人が育ち、本当に難しいところだけ私たちが伴走する。この形を、山梨から他の地域へ展開する準備を進めています。地元の大学と連携して、学生に運営側で関わってもらう取り組みも始めました。世代を越えて人が出会う場になれば、それ自体が地域の価値になると思っています。
会社としても、AI事業部だけで完結する話ではありません。他事業部が持つ地域の接点とつなげて、NTT DXパートナー全体で地域に入っていく形をつくりたい。そのために、まずは自分たちの業務そのものをAIで軽くする実験も続けています。